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2026/03/21 15:56
atelier Ram(アトリエラム)で使用している革は主に、ヨーロッパの歴史あるタンナーで生産された、植物タンニンなめしの革を厳選しています。
植物タンニンなめしとは、植物の幹や樹皮に含まれる天然由来の渋(タンニン)でなめされた環境にとても配慮された製法です。
さまざまな植物天然タンニンを用途に応じて配合し、そのタンナー独自の脂を加えることで、時にはベルトや靴底のように堅牢に、一方ではバックに使われるようなしなやかさを出すことができ、様々な用途に合わせて仕様を変えていきます。
植物タンニンなめしの革の特徴はその丈夫さですが、一方で革に含まれるタンニン成分が日に当たると焼けて色が変わること、水を通してしまうというデリケートな素材でもあります。
しかし、その変色や経年劣化自体が天然物の印であり、環境に配慮されている証でもあります。
しっかりとケアをしていれば、数十年と使い続けることができます。
使い方やその人の手の脂、ケアの方法で、艶や色合いが唯一無二のものへと変化していきます。
【ブライドルレザー】
イギリス/ウォルソールという町にあるセジュイック社が製造するブライドルレザー。
ダブルバッツと呼ばれる牛の背中から尻にかけての繊維密度が最も高い最高級部位を使用しています。
ブライドルレザーは、もともと貴族文化の馬具用の革で、その中でも馬と人が手綱を通じて繋がる重要部位に使用され、人馬の絆であり、落馬しないように堅牢さを追求された、昔ながらの手作業による伝統工法に則って作られたものです。
植物タンニンを使用したヌメ革に、蜜ロウを沁み込ませ、耐久性を高めて強靭さを磨き上げたまさに質実剛健な革。
その革の吟面をバフィング(研磨)し、グリース(蜜蝋を含んだ特殊なオイル)を何度も塗りこむことで、しなやかさを保ちながら、耐久性と堅牢性が高まり、特徴的なブルーム(白い粉吹き)状の表情も出来上がります。
使い込むほどに経年変化により艶が増し、柔らかく馴染んでいきます。
主な商品:ベルト
【ブルガロ】
イタリア/トスカーナ州サンタ・クローチェ・スッラルノ地区にあるロスティバーレ社が製造する、表面がスムースでキメが細かいスタンダードな牛革
バケッタ製法と呼ばれるトスカーナ地方で1000年以上前から続く、植物タンニンで鞣した革に油脂を時間をかけて芯まで染み込ませる伝統技術を用いて製造されています。
しっかりオイルが効いているので「コシはあるけど、程よくしなやか」という印象を持ってもらえると思います。
表面はキメが細かく、染料仕上げによる自然な色ムラがあるため、上品で味わい深い印象を与えます。
植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
また、裏処理加工を施していて、革をプレスしているのでさらに繊維が詰まり、丈夫さも備えています。
経年変化が美しく、育てがいのある革です。
主な商品:鞄・小物
【ネブラスカ】
イタリアのトスカーナ州サンタ・クローチェ・スッラルノ地区にあるロスティバーレ社が製造する、天然のシボが特徴のスタンダードな牛革
同社が製造する『ブルガロ』のシュリンクタイプ。
シュリンク(シボ出し)加工により、銀面に摩擦が起こるため、革素材の時点でほんの少し自然なツヤ感を宿しています。
植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
また、天然のシボ出し加工をしてるのとオイルが効いてる分やや柔らかく、ふっくらした質感です。
手にやさしく馴染む感じがあり、親しみの持てる革です。
主な商品:鞄・小物